お知らせ
-
2023.11.27特設サイトを公開しました
-
2023.11.27ポスター演題の募集を開始しています
ごあいさつ
担当世話人を代表して
第27回学術集会は、「Think Zincレクチャー」と3つの特別講演を用意し、より多くの皆様が参加できるようWEB参加可能なハイブリッド形式としました。一般演題(現地でのポスター発表)は、WEB参加でもご視聴・ご質問いただけるよう3分間の動画発表も予定しています。新たな試みに取り組みながら亜鉛の重要性について皆様と一緒に学びたいと存じます。
特別講演では、臨床部門は浜松医科大学の磯村直美先生と帝京大学ちば総合医療センターの重村知徳先生、基礎部門は大分大学の大上和敏先生にご講演いただきます。臨床部門のキーワードは「胎児」「胎盤」と「高齢者」「大腿骨近位部骨折」、基礎部門は「温泉」です。
そこから連想されるテーマは、臨床部門では「ゆりかごから墓場まで」、基礎部門では「癒し」、お風呂から「生活」などです。ゆりかごは生まれた赤ちゃんのものですが、こと亜鉛においては生まれてからではなく、生まれる前の両親の妊孕力を高めるために必要となります。妊娠中・授乳期は、非妊時よりも多くの亜鉛摂取が推奨されています。また、大腿骨骨折は寝たきりの原因となり、健康長寿に大きな悪影響を与えます。温泉はリラクゼーションの代表であり、生活に潤いを与え、活力となります。
そこで今回の学術集会のテーマは「プレコンセプションから始めよう! 健康長寿を目指した亜鉛ライフ」としました。コンセプションは妊娠・受胎を意味し、プレが付くと「妊娠前から」を示します。普段の生活を維持したまま長寿を全うする上で、妊娠前から高齢期にわたる亜鉛の役割を取り上げる今回の特別講演は必聴です。「Think Zincレクチャー」では、講師の深田俊幸先生から妊娠中の亜鉛摂取についてお話いただく予定です。
本研究会の最も素晴らしい点は、各分野の亜鉛研究に対して参加者から温かいご意見・ご感想・アドバイス・応援をいただけることです。基礎と臨床がリンクすること、異分野交流がなされることのほか、研究者だけでなく一般市民の皆様との交流を目的としております。是非とも多くの方に参加していただけることを期待しております。
- 第27回日本亜鉛栄養治療研究会学術集会
- 担当世話人(主担当) 内田季之